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2018/01/05

涙目のアリス - 玉井詩織

https://ameblo.jp/wishy--washy/entry-11848678893.html

(3) 嗚呼、素晴らしき’80年代ポップスよ・・・!

 我が国の‘80年代の歌謡シーンの屋台骨を支えた林哲司センセも今や完全に“大御所”扱い。オリジナル作品を聴ける機会はぐっと減ってしまっています。ところが2012年、ももいろクローバーZがリリースしたアルバムの中に、なんと林哲司センセのクレジットを発見 玉井詩織というメンバー(←もうこの書き方からして知らないことがバレバレだぁ)がソロで歌っている「涙目のアリス」という曲がそれで、シングル作品ではないのですが、’80年代ポップスをコンパクトにまとめた集大成といった感じの実に素晴らしい出来なんですよね~。これがまたあまりに私のツボにはまりまくりの作品なもんで、ちょっと紹介しちゃいましょう。

 イントロ開始から15秒ほどして流れてくるキーボードの奏でるメロディが、オフコースの「Yes-No」(1980.6.21発売)のフリューゲルホルンをちょっと髣髴とさせますね。Aメロはオメガトライブの音そのもので、’80年代の大シティ・ポップス大会の始まり始まり~。サビ前の短いブリッジ ♪ 心のどこかにあなたがいること もう無視できないけど~ のところで、林哲司センセお得意の切なすぎるコード進行が提示されると、もうたまりません ♪ ガラスの雨が降る~ からのサビには、河合奈保子の「デビュー」(1985.6.12発売)の頭サビで使ったコード進行を持ってきて、私みたいなオヤヂのノスタルジーを誘うのも憎たらしい限り(←ほめてます)。・・・いや、「あまちゃん」現象でも証明されたように、この手のサウンドは、私みたいなオヤヂ以外にも絶対に需要はあるはずと見て、あえて’80年代テイストをそのまま持ってきた林センセの作戦勝ちってところでしょうか。

 玉井詩織というコの“愁い”を帯びたヴォーカルもイイですね 出すべきところでちゃんと声が出ているし、かといって上手すぎることもなく、「涙目のアリス」というテーマに相応しい歌唱になってます(この手の曲をあまり上手に歌いすぎると返って面白みに欠けるので、なかなか難しいところなんだよなー)。

 最後に、「涙目のアリス」に関して、私の中でずっと引っかかっていることを一つだけ。曲のラスト3小節の処理(≒終わり方。使っている楽器もおそらく同じではないかと)が、これまた’80年代にリリースされた別のある曲の終わり方とまったく一緒なんですが、これがどの曲だったかどうしても思い出せないんですよ・・・。か~なり繰り返し聴いている曲なんですけどねぇ(これだからアラフィフは・・・)。もし正解をご存知の方は、ぜひぜひ教えて下さいね~m(_ _ )m。
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林哲司の作曲シングル作品 (1~5位)
https://ameblo.jp/wishy--washy/entry-11840477525.html
林哲司の作曲シングル作品 (6~10位)
https://ameblo.jp/wishy--washy/entry-11834607828.html
林哲司の作曲シングル作品 (資料&補足編)
https://ameblo.jp/wishy--washy/entry-11848678893.html
林哲司の作曲シングル作品 (さらに補足編)
https://ameblo.jp/wishy--washy/entry-12144376623.html

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