数年前にサンプリングレートコンバーターというモノを知り良さそうだな~と思いつつも機材の値段が高く手が出なく残念な思いをしていました。 しかし、最近BEHRINGERのDCX2496 ULTRA-DRIVE PROとdbx Drive Rack PAの聴き比べをした時に、BEHRINGERが格安のSRC2496 Ultramatch Proというサンプリングレートコンバーターを販売している事を知りました。 その名前の通り24bit、96 kHzに対応している訳ですが、その価格は何と16,800円!驚きです。 サンプリングレートコンバーターだけで16,800円としても破格なのに、SRC2496 Ultramatch Proには、さらにA/D D/Aコンバーターも内蔵されています。 ドイツで設計され、中国で生産されているようですがそれにしても安い!。 |
サンプリングレートコンバーターとして、CD等のデジタル機器から出力される30 kHz から 100 kHz までのサンプリングレートを 32 kHz、44.1 kHz、48 kHz、88.2 kHz または96 kHzへの変換 、そして同時に16bit、20bit、24bitに変換できます。 一般的な使い方は、 24bit / 96 kHz D/A コンバーター部を使いアナログ出力した信号を物をアンプに入力する、いわゆるDACとして使われることが多いと思いますが、私はCDからの 44.1 kHz、16bitのデジタル信号を96 kHz、24bitに変換して、デジタル信号のままDrive Rack 4800のデジタル入力24bit / 96 kHzに繋いで見たかったのです。 また、SRC2496にはWord Clockの入力もあるので、MUTEC iCLOCKから96 kHzのクロック信号を受けることが出来ます。 |
さて、CDプレーヤーからの44.1KHz、16bitのデジタル信号を直接Drive Rack 4800に入力した場合と、CDプレーヤーからの44.1KHz、16bitのデジタル信号をSRC2496に入れて96KHz、24bitにアップサンプリングさせDrive Rack 4800に入力した場合の音の違いですが思っていた以上にありました。 アップサンプリングすると音の木目が細かくなり解像度が上がります。 一聴すると、線が細くなったよう聴こえますが、直ぐに解像度が上がり、ピントが合ったために余分なモノが無くなったためとわかりました。 余分なモノが無くなったためか、いままでより残響音が長く聴こえます。 100万円を超えるD/Aコンバーターも数多くある中、その1/100で買えるSRC2496。 アップサンプリングだけでなく、ダウンサンプリング、ジッター除去、AES/EBU および S/PDIF 間のフォーマット変換、コピープロテクション処理、パラレル A/D-D/A 変換等も出来る超お買い得機だと思います。 音質に関しては接続機器や試聴環境等があり保証は出来ませんがかなり遊べます。 |
数背面右からアナログXLR入出力、その隣にデジタル入力用のAES/EBU、S/PDIFはオプティカル、コアキシャル端子、そして、出力用のS/PDIFコアキシャル、オプティカル、AES/EBU端子、そしてBNCによるWord Clockの入力端子となっています。 残念ですがDCX2496 Ultramatch Proと同様にXLRの入出力端子にロック機構がありません。 |
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